
加賀美
(かがみ)


(CV:白川えいり)
身長:60㎝
朱之神社に宿る蛇の神使の末妹。
元氣、やんちゃで姉たち(特に椿)を日々困らせる活発な性格。まだ半人前で修業中の身のため縁を結ぶ力は弱い。朱姫を心から尊敬しており、将来の目標としている。
幼い子蛇の化身であり、髪の毛の一部が小さな子蛇の姿となっている。加賀美本人はまだ未熟なため本来の蛇の姿になることはできないが、驚いたり本人の予想外の出来事に巻き込まれたりするとパニックになって顔の一部が蛇化する。その現象は椿曰く「修行不足」なのだそう。加賀美の先代者が神命を全うし交代となってすぐに実力不足を補うための修練で朱之から遠く離れた地方の神社へ移動した。そのため言葉に関西訛りを持つようになった。
未熟ではあるが朱姫と同等以上の縁結びの才覚を持ち合わせており、それは頭に飾られた二つの神使の鈴が物語っている。加賀美自身にその自覚は全くないが、朱姫、椿はいち早くそれを見抜き、ゆっくりと時間をかけて才能の開花を待つことにした。
精神面もまだまだ幼く、落ち着きが無く我慢するということが全くできない性分のため、これも椿の心労のひとつとなっている。
稲荷や狛犬に代表されるように、神使は二体一対(にたいいっつい)を基本とし務めを果たしていく決まりとなっている。朱姫と椿は対であるが加賀美は半人前のため対がまだいない。そこで、同じく「対(つい)」のいない又彦と文太が朱之神社に戻ったことを知った朱姫によって、修練場所から呼び戻されることとなったが、本来神使とは同じ動物同士が対となるのがこれまで当然とされていた。
異端児(はぐれ)である又彦自体がすでに前例のない存在であるのに加え、猿神と蛇神の対を作ると言い出した朱姫の考えもまた、前例のないこととして周囲を、そして加賀美自身を驚かせる事態となった。