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​  谷地又彦 

(やちまたひこ)

(CV:真仲りえ)  

体長:50㎝(烏帽子含む) 

 魔を払い闇を浄化すると言われる「猿」の神使。

 本来、その土地を守る神の代わりを担う役目の神使だが、又彦はその命を受けることなくこの世に生まれ落ちた異端児【はぐれ】である。

 神としての「名」を持たなかった彼は本来ならその存在を維持することができずに消滅するはずだったが、朱姫が仮の名をつけたことでこの世に存在を留め置くことができた。しかし、神使の証である「鈴」を持つことはできなかった。

 生まれてから千年経つが精神はまだまだ幼く、好奇心旺盛、人懐こいが生意気な性格。初めて会う相手には興味を持って近づき悪戯し、縄張り(境内)に入ってくる者には例え参拝者であろうとちょっかいを出してしまうやんちゃで甘えん坊な一面がある。

 生まれた時(神様になった時)から常に文太と一緒に過ごして来たため、文太を父親のように慕う。

「犬猿の仲」という言葉もある通り普段からがなり合っているが、二人にとってはこれが日々のコミュニケーションとなっている。

 藍原結菜との出会いが神寄との初めての出逢いであり、又彦自身に強烈な衝撃を与えた。結菜の心の中にある「黒いもの」に敏感に反応し、魔となる前にこれを払うことに成功する。それは又彦の中の神使の力がそうさせたのか、それはまだ誰にもわかっていない。

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