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『神様ごっこ。~水(みずごころ)~』
季節は冬。
こんこんと降り積もる雪は町を白く染め上げ、幻想的な空間を演出する。
実家が神社というだけで周囲から将来を期待されていた少女は、その運命に抗うように目を背け続けていた。その姿を見守る二つの陰。
一つは大きな黒犬。もう一つは無邪気な子猿であった。
一つ変わっていたのは、この二頭の動物は人の目には映らない特別な存在であったのである。彼らは「神使」と呼ばれ、神社に古くから住まう、
神の代理を任された聖なる存在であった。
しかし、現代における薄れゆく信仰心を目の当たりにし、二人の神使は悲しみにくれていた。
そう。神とは、信じてもらえねば存在していくことができないからである。移りゆく世を、ただ静かに見守るだけの神たち。
彼らは、この世界をどのように見つめ、何を感じているのだろうか……。
これは、人の世の移りゆく姿を、変わらず見つめ続けていく
神様たちの、最後の物語。
『幸のふるマチ』
作曲:まこり
作詞:進藤雄太
編曲:西本康佑(ALL GREEN STUDIO)
ミックス:伊藤貴志(SDP Studio)
歌:神野紗稀子
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