

-登場人物-

朱野原中学に通う14歳。
実家の三戌神社は有名な「神憑きの巫女」と関りが深い歴史ある神社で、
火鈴も幼い頃から巫女になるために修練を積んできた。
しかしある事件をきっかけに全てが嫌になり遊びふけるようになってしまった。
橘火鈴(たちばなかりん)
VA:宇井壮美

三郎半平太(みつろうはんぺいた)
VA:守川武尊
三戌神社に暮らす狼の神使。
火鈴と相棒関係にある。
ぶっきらぼうな性格で怠け者。
面白そうなことにはすぐに首を突っ込みたがるタイプ。
火鈴から皮肉を込めて「はんぺん」とあだ名をつけられている。
綾目真蒼(あやめまお)
VA:岩切裕晃
綾目神社の跡取り息子。16歳。
火鈴の修練相手として上京し、三戌神社で暮らすことになった。
火鈴とは幼なじみの間柄だが、真蒼しか昔の出来事はよく覚えていない。
学業優秀、神職者としての才能に恵まれ、努力も怠らない秀才。
感情の起伏が薄い。

和太珀尾(わたはくび)
VA:平塚郁奈
綾目神社に住む猫の神使。
真蒼のパートナーとしてともに暮らしている。
非常にプライドが高く、真蒼以外をすべて見下す癖がある。
火鈴からは皮肉を込めて「またたび」とあだ名をつけられている。

「朱野」の地で暮らす人々

菊市清音(きくいちきよね)
VA:酒井悠
火鈴の同級生。
スポーツが得意でさばさばした性格の女の子。
火鈴とツルむようになってから神使は視えないが話題によく出るので存在は信じている。

早川千歳(はやかわちとせ)
VA:真仲りえ
朱野原小学校に通う小学生。
昔から霊感があり、
一般人には視えない「何か」の存在を認識できる。
神使も例外ではなく、
近所の神社で知り合った神使と友達のように過ごす。

菊市清香(きくいちはるか)
VA:榊原花織
清音の母。
娘以上にさっぱりとした性格の持ち主。
姉妹によく間違われるくらい見た目が若い。

早川万莉(はやかわまり)
VA:高橋美帆
千歳の姉。24歳。
両親を早くに失くし、姉妹二人で暮らしている。
千歳を養うために就職をするが
ブラック企業に入ってしまい心身ともに疲れ果てている。

兵藤一希(ひょうどうかずき)
VA:久保井美沙希
千歳のクラスメートの少年。
粗野で乱暴な性格だが千歳の秘密を唯一知る仲でもあり、
事あるごとに千歳の世話を焼こうとする。
霊感は持っていない。

橘優火里(たちばなゆかり)
VA:菊池美希
火鈴の母。
三戌神社の神主を務めていた。
すっかりひねくれてしまった娘を日々心配している。
朗らかで温かみのある性格の女性。

橘新右衛門(たちばなしんえもん)
VA:浅沼諒空
三戌神社の宮司であり、火鈴の祖父。
厳つい風貌の通り、性格も厳格であり、
火鈴を歴代でも最高の巫女にするべく厳しく接する。
綾目家の人間(特に途牧)とは犬猿の仲で、
顔を突き合わせると険悪な雰囲気になる。

砂野吾郎(さのごろう)
VA:平居正行
喫茶店「レクイアース」のマスター。
街の話好きの相手をしている日常を送っており、朱野の街のことならほとんどの情報が集まってくる。
常連の朝比奈とは特に親しい。

坂神黒弥(さかがみくろや)
VA:山崎興啓
真蒼が転入した高校のクラスメートの少年。
オタク気質で、好きな神社の話題になると突然早口になる。

青島由宇(あおしまゆう)
VA:櫻庭彩華
真蒼が転入した高校の先輩。
木之本慶太と恋仲で、慶太が真蒼の面倒を見始めたことをきっかけに世話を焼いてくれるようになる。

綾目瑠璃子(あやめるりこ)
VA:神戸のい
真蒼の母。40歳。
綾目神社の神主を務めている。
同時にかなりの教育母で、真蒼を最高の「神憑」に育てようと熱を入れている。

綾目途牧(あやめとまき)
VA:増己あき
綾目神社の宮司であり、真蒼の祖母。
真蒼を歴代最高の神子にするべく幼い頃から英才教育を施してきた。
橘の人間(特に新右衛門)とは犬猿の仲で、
顔を突き合わせると空気が凍り付く。

朝比奈千尋(あさひなちひろ)
VA:村尾祥平/里内拓哉
フリーの小説家であり作家。
生粋の「神社」マニアで、よく原稿の題材にしている。
代表作の「神名無童子」という「神寄」が主役の小説作品を手掛けたことで神社系作家として知られるようになった。

木之本深星(きのもとみほし)
VA:白川えいり
真蒼と同じクラスの女子生徒。
黒弥と幼なじみの関係でもある。
お喋り好きで噂話に目がない。

木之本慶太(きのもとけいた)
VA:栁原光貴
深星の兄で、真蒼が転入した高校の先輩。
噂好きの妹が暴走しそうになるたびにストッパー役を買っている苦労人。
-神使-

桂太郎(けいたろう)
VA:碓倉さとみ
癒女之神社に祀られる鶏の神使。
魔を祓うと言われる神使だが、性格は兄貴肌で口うるさい。
火鈴のことを生まれた時から知っていて可愛がっている。

金俣鋲介(かねまたびょうすけ)
VA:藤枝みのり

癒女之水分神(ゆめのみくまりのかみ)
VA:折原ゆこ
癒女之神社に祀られる鳩の神使。
豊かさと平和の象徴である「水」と「鳩」を根幹とし、朱野の地で他の神使たちよりも長く生きている。
桂太郎とは「対」の関係性。
全国を放浪する猫の神使。
決まった土地に住まわず放浪する「はぐれ神使」。
話し方に独特な訛りがある。
-外からの来訪者-

天禰八瑚(あまねようこ)
VA:水沢綾
金髪が眩しい良いところの令嬢のような雰囲気の女性。
何か目的があって朱野を訪れたが、八瑚が訪れたタイミングと時期を合わせるように朱野では子供が神隠しに遭うという噂が立ち込め始めた。

緋野巳蛟(ひのみずち)
VA:二階堂律
クールなキャリアウーマンといった風貌の美しい女性。
「神憑の巫女」について執拗に聞きまわっている。
-神憑きの巫女-

「神憑き」の巫女(かみつきのみこ)
およそ1000年に活躍した最初の巫女。
その能力は凄まじく、都に蔓延った巨大な神を「殺生石」へと封じたという伝説を遺す。
若くしてこの世を去ったが、その子孫たちが今の「橘家」や「綾目家」のように別れ、代々「殺生石」を守っている。

六郎文太(ろくろうぶんた)
VA:犬塚啓太(声のみの出演)
神憑の巫女に仕えた犬の神使。
神憑の巫女とともに都に蔓延った神の封印に尽力した。
この世に遣わした主の神の元には全部で七匹の戌の神使がいるとされ、その中の一匹とされている。